■■ 幼稚園 ・保育園 

子供の教育 

 

日本にも幼稚園と保育園の違いがあるように、マレーシアでも小学校入学前の子供を預けられる施設は2つに分けられます。

まず保育園です。さまざまな年齢の子供を預かってくれますが、日本と同じように0歳児を受け入れてくれるところを探すのはかなり難しいような話を聞いています。マレーシアでも、特にクアラルンプールでは夫婦共働きも多いのですが、生まれたばかりの赤ちゃんがいる人は保育園ではなくお手伝いさん(アマさん)を雇って子供の面倒をみてもらう人が多いようです。

 

少し大きくなったら、保育園も選択可能です。

普通保育園は住宅地のリンクハウスの角の庭付きの家を改造して作られています。またはコンドミニアムの中にそういった部屋が設けられている場合もあります。子供にご飯を食べさせ、遊ばせ、シャワーをあびさせて、着替えさせてくれます。お勉強の時間もありますが、幼稚園と違って幅広い年齢の子供がいるため、あまりきちんきちんとした時間割に沿った勉強というのは期待できないように感じます。どちらかというと勉強より生活の面倒を見てもらうための施設です。

 

幼稚園も同じように住宅地のリンクハウスに作られているところが多いのですが、インターやローカルの私立学校の付属校として、学校の中につくられたものもあります。個人経営の住宅地のものは午前の部と午後の部の2部制のこともあります。時間割に沿って、英語、マレー語、中国語など勉強の時間が組み込まれています。それぞれの園によって、どの言語をメインに教育するかが違っています。

 

インターの付属幼稚園なら話す言葉、勉強する言葉は英語です。

ローカル私立学校なら、英語が生活の言葉になりますがマレー語や中国語も勉強します。

マレー人の多く住む地域の幼稚園では生活にはマレー語が使われ、授業として英語を学びます。

中国系の小学校に進む子供の多い地域では、中国語が生活の言葉として使われ中国語、英語、マレー語を学ぶことになります。

小学校で中国語についていけなくなると困るということで、勉強の面ではかなり厳しく、漢字(中国語)の書き取りなどの宿題も毎日みっちり出されるそうです。

 

一口に「マレーシアの幼稚園」と言っても、通っている人種やメインに話される言葉はさまざまです。園の雰囲気や、教育方針、設備、学費など日本でも選択の基準になることがらに加えて、将来小学校中学校でどんな学校に進学させるのか、どんな言葉をどの程度学ばせたいのかということも幼稚園選びではとても大事になってくると思います。

 

ちなみに我が家では、最初は欧米や日本でも人気のモンテソーリ(イタリア初の女医でもある教育者の名前です)式の幼稚園に入れました。お絵かきや工作に力を入れているところで、外部から専門の絵の先生が来てくれていました。フォニックスでの英語の発音もしっかりやってくれたようです。ただ2部制のため時間が短かかったため、家に戻ってきた子供はまだ遊び足らないようでした。でも子供の少ないコンドミニアムのため遊び相手も見つからず、毎日親子でプールで遊ぶ毎日でしたが、これはちょっとまずいと思い、幼稚園に加えてコンド内にあった保育園にも通わせることにしました。オーナーは中国系マレーシア人でしたが実際に子供たちの面倒を見てくれたのはインドネシア人の女性でした。おかげで子供はインドネシア語に慣れることができて小学校に入ってもマレー語で苦労せずにすみました。(インドネシア語とマレー語はとてもよく似ています)

 

楽しんで通っていた子供ですが、小学校をどこにするか決めた時点で他の幼稚園に移りました。それはローカル私立学校付属の幼稚園です。移った理由ですが、小学校から入学するには英語とマレー語、算数の入学試験に受からなけらばいけないのですが、外国人であるわが子にそれはちょっと無理であろうと思われたため、試験のない幼稚園のうちに転入させることにしたのです。

幼稚園によっては、各科目しっかり勉強させるところもあるので、そういうところに通っていれば小学校の入学試験もそれほど難しいものではないと思いますが、幼稚園によってはお絵かきや図工など勉強以外のことに重きを置くところもありますので、その場合は家庭での試験勉強も必要になってくるかもしれませんね。(日本にもお受験って言葉がありますがマレーシアも同じですね。日本の小学校のお受験の合否の基準は「勉強」だけではないのだと思いますが、マレーシアではそれこそ算数が何点、英語が何点という試験結果が重視されます)

 

それから書き忘れるところでしたが、KLには2つの日本人のための日本語の幼稚園があります。KL日本人学校付属の幼稚園KL日本人会幼稚園です。

日本で資格をとった日本人の先生方がいらっしゃるので、安心して日本と同じような幼稚園教育が受けられます。ローカルの学校はとかく勉強勉強で外遊びの時間が少ないのですが、その点でも日本人のお母さんたちの期待に答えてくれているのではないでしょうか。

 

 

 

 

★日々の最新情報は、ブログ マレーぐまの業務日誌@厚木インフォテック をご覧ください。★

 

お気軽にお問い合わせください 019−335−9052 / 019−332−8052  

 

メール atsugi_info_tech@yahoo.co.jp

 

 

 

マレーシアでインターネット マレーシアで日本のテレビ Garmin日本語ナビゲーター販売 MM2HP特典車の免税輸入 

★厚木インフォテック★