■■ ローカル私立学校

■■ 中国語小学校(国民型華文小学) 

子供の教育 

 

公立の学校に比べてのローカルの私立学校の売りは「幼稚園・小中高一貫教育」「英語教育」「整った設備」「種類豊富なクラブ活動」などという点になるでしょうか。一般にマレーシアの公立の学校は、日本のようにプールや講堂といった立派な施設がなく、子供の人数が多いため午前と午後の2部制が取られています。私立学校はプール、冷房付の講堂、食堂やスポーツのための設備も整っています。学費が高いだけあって設備にはお金をかけているところが多く、日本人の目から見てもまあまあ満足の行くレベルなのではないでしょうか。授業時間も朝から午後までと割合長く、先生の目が届くように一クラスの人数が25〜30人と少なく抑えられています。

 

教育内容ですが、基本的に毎日の学校生活は英語です。英語の授業のほか、理科、算数(数学)、コンピューターといった理系の授業は将来大学で英語教育を受けるにしても問題がないように教科書も授業も英語です。

その他の、主に文系の科目はマレー語の教材を使いマレー語で教えられています。英語とマレー語の比重は半々というより英語のほうに少し重きが置かれているように感じます。かといって欧米人のよになれるか、と聞かれれば、話されている英語はなまりの強いマレーシア英語ですので、正直言って学校だけで欧米人のような英語が話せるようになるとは思えません。欧米人のような英語を身につけさせたいと望むのなら、欧米系のこどもの比率が高い(授業料も高い)インターを選択したほうがいいでしょう。

ただ発音はともかく、将来的に英語で授業が行われる大学に進学したとしても苦労はしない英語は身につくだろうとは思います。

ローカルの学校は1月が学年の始まりです。11月12月と2ヶ月の長期休暇の間に語学学校に通ったり、ネイティブスピーカーの家庭教師をつけたり、お金と時間と努力次第で英語の発音をよくすることは可能だとは思います。

 

私立学校の生徒はどちらかというとマレー系よりも家庭ではマレー語を話す必要のない中国系インド系の割合が多く最初は「英語でマレー語を教わる」形から始まります。そのためマレー語のまったくできない外国人の子供でもなんとなくついていけるのではないでしょうか。いきなりマレー語でマレー語の授業を受けるというのでは、子供も大変ですが、親のほうも宿題も教えてあげられなくなってしまいますから。英語とマレー語以外に選択で中国語やタミール語を勉強することができますが、回数もすくなく、流暢に話せるまで行くのは無理なようです。

勉強以外では、さまざまなクラブ活動には外部の専門の指導者を雇ったり、水泳や体操の競技会が開かれたりと、日本人のイメージする学校らしい活動も行われていますし、チャリティー活動も盛んだったりします。このあたりは日本人学校やインターと変わらない気がします。

 

小学校の6年間の教育課程はKBSRKurikulum Bersepadu Sekolah Rendah)で小学校6年時にUPSRという全国共通の試験を受けます。小学校の後は5年間KBSMKurikulam Bersepadu Sekolah Menengah)PMRSPMという二つの試験を受けることになります。何が大変ってやっぱりマレー語が大変なようです。インターを併設しているところもあり、そういう学校ではマレーシア人の子供であっても学年が上にあがるとKBSMではなくIGCSEInternaional General Certificate of Education,Oレベルとも呼ばれる)を選ぶ割合がかなり高くなるようです。将来の海外留学の準備段階としてインター部に入るためにマレーシア国内留学をするマレーシア人の生徒もいます。

 

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中国語小学校(中華学校とも呼ばれています)は公立ですが、マレー語主体の公立学校とは使う教科書も異なっています。普段の学校生活では中国語(北京語)が使われ理科、算数、コンピューターなど理系の科目は同じ内容を英語と中国語の2通りで学ばなくてはいけません。マレー語の教科書は中華学校向けの教材が使われ、これは私立学校とマレー系の公立学校で使われる教材よりすこし簡単な内容になっています。小学校6年生で受ける全国統一試験UPSRでも中華学校の生徒はマレー語の問題で中華学校向けい作られた問題を選択できるそうです。ただし成績が芳しくないと1年間マレー語を特訓するための特別なコースに入ることになり、そこで授業をマレー語で受かられる程度まで力をつけてから普通クラスに入ることになります。

 

学校は午前午後の2部制で、一クラスの人数も50人以上の場合も多いそうです。中国系の人が住む地域では中華学校の人気が高く、評判のよい学校に入学するには子供が2歳のころにすでに申し込みをしていないといけないと言われています。

また最近では「中国語は将来役に立つ」ということで、中国系以外のマレー系やインド系の家庭の子供も中華学校で中国語を学ぶ子供が増加中です。

ただ、中国語、英語、マレー語のどの言葉も同じように勉強しなくてはいけないため宿題も多く、学校の前後に塾に通うのがあたりまえといわれる雰囲気もあり、子供にとっては負担は大きく、特に勉強の得意でない子供にとってはつらい環境と言えるかもしれません。勉強!勉強!で小学生ですでに「燃え尽き症候群」のような子供もでてきてしまうらしいです。

 

公立の中国語学校は小学校までしかないので、卒業後は一般の(マレー後主体の)公立学校や、私立学校に進むことになります。公立の学校の中には、数は少ないのですが中国語を課外授業として選択できる学校や、正規の授業として中国語を取り入れている学校(華中と呼ばれます)もあります。今華中は人気があってUPSRの結果がよくないと入学もなかなか難しいそうです。

 

中国系の私立学校は独立中学校Chinsese Independent High School)と呼ばれ、Sriなんとかというマレー風の名前の付く私立学校の5年間のKBSMとは別の6年間の中国語を主体とした教育を行っていて、そこに通う子供たちはSPM PMRの中国語版とも言える「独立中学統一試験」というものを受けることになります。

この試験は台湾や日本やアメリカなどマレーシア以外の国で高校の卒業資格として認められるため、卒業後は台湾を初めとする海外の大学に留学する子供の割合が多いそうです。 

   

          

 

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