■■ 会社をつくりたいとき

■■ 転職したいとき

 

転職・起業

 

  

駐在員としてマレーシアで働いていたが日本には戻りたくない、今の会社よりも条件のいい職場が見つかりそうだ、などという場合は転職となりますが、ここはマレーシア。日本のように「やめます」と言ってすぐに次の職場で働きだすわけにはいきません。

まず今持っている就労ビザをキャンセルします。その後、原則では一度マレーシアを離れる事になっています。

クーリングオフピリオドといって、退職後は6ヶ月間マレーシアに入国してはいけないルールもあります。

 

でもそんなに待っていられない、すぐに仕事につきたいという場合はどうしたらいいか、ですが、前の職場からリリースレターというものをもらっておくことが大切です。これがあれば半年マレーシア国外で過ごす必要はなくなります。 

 

またビザをキャンセルするときには税金の支払いを証明する書類も提出しなければいけませんから、お給料がものすごく安かった(きちんと支払われなかった)などの理由で税金の手続きをしていない場合は次のビザが下りなくなってしまいます。税金は払っていなくてもいいのですが、手続きだけはしっかりしておきましょう。書類も捨ててしまわずにきちんと保管しておきましょう(現在はビザ更新に必要な毎月のお給料は最低5000RMと言われていますので当然税金は支払っているはずです。)

とは言っても、やり手のエージェントに相談すれば、そこはなんとか手を考えてくれるらしいですが。

  

夫がシンガポールから戻って最初に就職しようとした会社が紹介したエージェントは、リリースレターの存在すら知らない素人よりひどいところでした。結局そこの会社からはビザが下りませんでした。「6ヶ月以内にシンガポールとマレーシアを出入りしていたから。」というのが理由でした。後から考えればリリースレターを出さなきゃ無利なのは当然です。会社を作ってくれるエージェント、就労ビザを取ってくれるエージェントは無数にありますが中にはお金だけとってきちんとしたアドバイスも出せないようなところもありますから、しっかりした知識をもつ頼りになるエージェントを選ぶことはとっても大切です。

 

またすでにビザが取れているのに「ビザが下りないので袖の下が必要」と言われることもあるそうです。知り合いには、エージェントにビザを取るための袖の下が1万RM必要と言われ、腑に落ちずに自分でイミグレに確認したらすでにビザはOKになっていたという経験を持つ某有名和食レストラン経営者さんもいます。そういうエージェントはすぐに首にしたそうですが、自分で動いていなければだまされたままだったかもしれませんね。危ない危ない。でも残念ですがいかにもマレーシアらしい話です。

 

こういったことはなんでも紙ベースの宣伝ではなく、実際に体験した人の口コミが一番だとつくづく感じます。ビザ取得にはまずDP10という外国人枠を取る手続きとDP11という就労ビザを取る手続きの2段階になっているのですが「一括前払いでビザが取れなくても返金なし」というところはおすすめしません

良心的なエージェントはそれぞれの申請にいくらと2回に分けて請求してくれます。また次回の申請を自分でしたいという場合のために必要な書類に関する情報も教えてくれるはずです。勝手に書類を作成し勝手に提出するような業者も信用しないほうがいいと思います。

 

  

外国人がビザを取るには最低15万RMの資本金のSDN.BHDを作る必要があります。でもこの金額は100%ローカル資本の場合ですから、これでは自分の会社というわけにはいきません。そのためローカルのパートナーを見つけるか(その場合は資本金は200K必要です)資本金を外国人だけで作れる25万RM以上に増やすかのどちらかになります。

(現在では、外国人の就労ビザ取得には資本金は50万リンギット必要であると言われています。飲食業などはライセンス取得に最低100万リンギット)

 

会社を作るときに一番初めにしなくてはいけないことは、会社の名前を決めること。そして同じ業界で同じ名前の会社が存在していないことを確認すること。すでに他の会社に使われている名前は使えません。他に同じ名前の会社がないと確認できたら、その名前で会社登録します。会社設立の手続きはすべてカンパニーセクレタリー(コンサルタント会社など)がやってくれますので、きちんとしたカンカンパニーセクレタリーを選ぶことが大切です。会社設立自体にかかる時間は今とても短くなっています。すぐに登録できます。

 

次に会社印を作成し、会社の住所に近い銀行の支店で口座を開設します。会社印には会社名といっしょに会社登録番号も入れなくてはいけません。(私たちは知らずに会社名だけで作ってしまい作り直しでした)昔ながらのインクパッドを使うタイプだと5RMとかでできてしまいます。安いですね〜。インクパッドが必要ない、ポンと押すだけというタイプで25RM程度です。

 

会社の口座はSaving Acountではなく、Current Acount(当座預金)で作ります。会社印と小切手の管理をする立場の人間のサインを登録します。会社の小切手にはかならず会社のスタンプと銀行に登録した担当者のサインが必要です。  

 

次に口座に資本金を振り込み、カンパニーセクレタリーに証書を作ってもらい、それと会社登録関連の書類、個人の経歴を示す書類を担当のお役所(業種によって違います)とイミグレに提出して就労ビザを取ることになります。ビザは自分でも申請できますがエージェントに依頼したほうがスムーズに運ぶのはもちろんです。カンパニーセクレタリー会社でビザの申請もしてくれるところもありますし、ビザはビザで別の業者に依頼することになる場合もあります。最初から両方いっしょにやってくれるところを探したほうが後々楽です。

  

うちの会社のようにコンピューター関連でサービスをメインにしている場合は外国人資本100パーセントでもOKですが、輸出入業など業種によっては外国人の出資比率が最高何パーセントまでと規定があります。そういった場合は必ずマレーシア人のパートナーが必要になってきます。将来会社をのっとられたりしないためにも、信用できる人を見つけなければいけませんが、なんと言ってもそれが一番たいへんかもしれません。

 

パートナー選びの難しさは日本でも同じでしょうが、こと海外ではよっぽど慎重にことを運ばないといけないと思います。会社設立のために名義を借りるということはよく行われているようですが、一生懸命働いて会社が軌道に乗ったらローカルのパートナーに取られてしまったといううわさ話は(本当かどうかはともかく)よく耳にします。くれぐれも甘い話に乗せられないようにお気をつけください。

 

飲食店経営などの場合は、さらに地域の役所の営業許可も必要です。お酒を扱うためのライセンスはまた別に取らなくてはいけないそうですが、これはかなり難易度が高いそうです。カラオケを置く場合もまたライセンスが必要です。これもエージェントの腕次第!らしいので、いいエージェントさん選びが特に大切なようです。

 

 

 

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